こんにちは!デザイナーのヒロです!
色をWebサイトで表現する方法、ちゃんと知っていますか?大丈夫!簡単です!
プロのWebデザイナーになるためには避けて通れない色の知識。
こちらの記事でも簡単にご紹介していますので、不安な方はぜひご覧ください!
さて、今回の記事では、実際にWebサイトに色を指定する方法についてご紹介します!
これも、ぜひ覚えておいてほしいポイントなので、絶対にチェックしてくださいね。
色の指定は、CSSで行う
Webサイトの色の指定はCSSで行います。
CSS(Cascading Style Sheets:カスケーディング・スタイル・シート)とは、Webサイトのスタイリングを指定するために使う言語です。
CSSについては、また別の機会でわかりやすくご説明しますね!
CSSでの色の指定方法はいくつかありますが、その中でも特に使う2つの方法が、「RGB(RGBA)」と「HEX(16進数、カラーコード)」です!
どちらも使う機会が多くあるので、ぜひ2つともチェックしてください!
RGB(RGBA)
RGBとは、Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)で色をしている方法です。
それぞれの値で、0〜255 までの値を設定することができます。
つまり、255 × 255 × 255 = 1656万1375通りの色を表現することができます!
すごい数ですよね!
例えば、青を表現したい時には、下のようにCSSに書きます。
rgb(0, 0, 255)
カンマで区切られていますが、RGBの順なので、Red(赤)・Green(緑)・Blue(青) の順番で値を入れて行きます。
こちらの記事でご説明したとおり、RGBは加法混色なので、色を混ぜれば混ぜるほど、白っぽくなっていきます!
つまり、
rgb(255,255,255)
は、Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)が、最大限混ざっている状態なので、白色になります!
反対に、
rgb(0,0,0)
は、Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)が、なにも混ざっていない状態なので、黒色になります!
とてもわかりやすいですよね!
では、黄色や紫などはどうやって表現すれば良いのでしょうか?
特定の色を指定したい時は、PhotoshopやIllustratorなどの制作ツールに入っている、カラーパレットから、その色のRGBの値を調べておくとスムーズです!
Aは、Alpha(透明度)
RGB(RGBA)と書かせていただきましたが、RGBAの「A」とはなんでしょうか?
このAは、実はAlpha(透明度)を表します!
透明度ってなんでしょうか?
じつはそのままの意味で、色を透明にすることができるんです!
色を透明にすると、後ろの文字や画像をうっすら見せることができます。
透明度まで自由に扱えるようになれば、プロのWebデザイナーに近づいたと言っても過言ではありません!
透明度の指定は、0〜1の間で指定します。
0.5 などの小数点が入った数字が入ってくるようになるんですね!
rgb(0, 0, 0, 0.5)
例えばこの書き方だと、Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)が、なにも混ざっていない状態なので、黒色になりますよね。
さらに後ろに、「0.5」と書かれあるので、透明度が50%、つまり黒が半透明になるということなんです!
実際にはグレーのような色になり、後ろが透けている状態になります。
面白いですよね!
HEX(16進数、カラーコード)
そして、もう1つの指定の方法が、HEX(16進数、カラーコード)です!
HEXは、ヘックスと読みます。HEXとは何でしょうか?
実は、16進数のことを「Hexadecimal Number」と呼び、その略称のことなんです。
ではでは、16進数はご存知でしょうか?
16進数とは、0〜9 と A〜F までの、数字とアルファベットを組み合わせて数値を表現することです。
0・1・2・3・4・5・6・7・8・9・A・B・C・D・E・F
16個あるから16進数です。覚えやすいですね!
ちなみに、僕たちがいつも計算など使っている方法は、
0・1・2・3・4・5・6・7・8・9
の10個の数値を使うので、10進数と呼ばれます。
こちらの方が馴染みがありますよね。
CSSでは、この16進数で6桁の数値を作ることで、色を指定することができます!
つまり、16 x 16 x 16 x 16 x 16 x 16 = 1677万7216通りの色を表現することができます。
そうなんです!RGBが1656万1375通りなので、
HEX(16進数、カラーコード)なら、21万5841通り多く、RGBより色を表現することができるんですね。
さて、6桁の数値とは、このような書き方をします。
#0000FF
よくわかりませんね(笑)
ちなみに、頭に#(シャープ)をつけた、この6桁のことを「カラーコード」と呼びます。
このカラーコード、実はRGBと同じで、最初の二桁がRed(赤)、次の二桁がGreen(緑)、最後の二桁がBlue(青)を表しています。
RGBだとわかると、わかりやすいですよね!
上のカラーコードの場合、
Red(赤)が00、Green(緑)が00、Blue(青)がFF、となります。
00はまったくなにもない状態で、FFは最も大きい値です。
つまり、#0000FFは、青色だということがわかります!
それでは、下のカラーコードの色は何色かわかりますか?
#FFFFFF
Red(赤)もGreen(緑)もBlue(青)も、最も大きい値が入っています。
そして、RGBは加法混色なので、色を混ぜれば混ぜるほど、白っぽくなっていきます!
なので、このカラーコードは、白色が正解です!
反対に、このカラーコードは何色でしょうか?
#000000
もうお分かりですよね?このカラーコードは黒色になります!
このHEX(16進数、カラーコード)は、RGBでの指定よりも多くの色を扱えることから、Webデザインだけでなく、いろいろな場面でとても多く使用されているのを見かけますので、ぜひ覚えておいてください!
ただ、RGBAのように、A(Alpha、透明度)がないので、透明な色を指定することができません。
Webサイトで透明な色を使いたい場合は、RGBAで指定するか、
HEX(16進数、カラーコード)で指定して、別の方法で透明にする必要があります。
これも、ぜひ覚えておきたいポイントですね!
いかがでしたか?
RGBもHEX(16進数、カラーコード)も、デザインをするにあたって本当にたくさん使う機会があります!
PhotoshopやIllustratorなどの制作ツールで、色を選ぶ時に表示されているはずなので、ぜひぜひチェックして「この色ってこんな値になるんだ」など、いろいろ試してみると楽しいですよ!
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