こんにちは!デザイナーのヒロです。
フォントと書体の違い、知ってますか?
デザインをする上で、絶対に必要な知識の1つが「フォント」です。
フォントは文字のこと…と覚えている人が多いですが、実は厳密にはちがうんです!
フォントをきちんと理解して、プロのデザイナーに一歩近づきましょう!
フォントと書体ってちがう?
フォントや書体という言葉は、多分聞き覚えがあると思います。
この2つの違いはご存知ですか?
「書体」は、統一してデザインされた文字のスタイルのことです。
英語では、タイプフェイスとも呼ばれます。
例えば、この後説明しますが、「ゴシック体」や「明朝体」のことを指したり、
もう少し細かいと、「リュウミン」「新ゴ」などのことも指します。
「フォント」は、コンピュータ上の書体データのことを指します。
本来は、活版印刷で「同じサイズで、書体デザインの同じ活字の一揃い」のことを指していました。(参照:Wikipedia)
それが、コンピュータの登場で、書体データのことを指すことになったんですね。
なので、書体は文字のスタイルのことを、フォントは書体データのことを指しているので、実は違った意味の言葉なんですね。
ただ、これらの違いが曖昧になり、区別されずに使われてしまっているのが現状です。
だからこそ、この違いを知っておくと「わかってるね!」と一目置かれるでしょう!
明朝体とゴシック体
日本語の書体はいろいろな種類がありますが、
その中でも代表的な2つの書体、「明朝体」と「ゴシック体」をご紹介します。
明朝体
明朝体は、楷書と呼ばれる古い書体を簡単にしたものです。
横線よりも縦線が太かったり、止めや払いがあるのが特徴です。
文字に強弱があって読みやすいので、主に長い文章で使われます。
ゴシック体
ゴシック体の特徴は、線の太さが均等なところです。
また、明朝体のような止めや払いがなく、遠くから見ても文字がわかりやすいのが特徴です。
そのため、看板やタイトルなど、特に目を引くところで使われるのが一般的です。
長い文章では、線が均等なので、黒の面積が多くなって読みづらい…と言われています。
ただ、ブログやSNSでは、文章でもゴシック体が使われることが多いですね。
スマートフォンで表示されるブログやSNSの文字は小さいため、明朝体よりもゴシック体の方が使われているんです。
セリフ体とサンセリフ体
明朝体とゴシック体のように、欧文書体にも代表的な2つの書体があります。
それが「セリフ体」と「サンセリフ体」です!
セリフ体(Serif)
セリフ体は明朝体に近く、文字の端に装飾(セリフ)がついているのが特徴です。
実は、セリフ体にもブランケットセリフやスラブセリフなど、いろいろな種類があります。
それらの種類については、また別の記事でご紹介しますね。
サンセリフ体(Sans-Serif)
反対にサンセリフ体はゴシック体に近く、文字に装飾(セリフ)がついていません!
実は「サン(Sans)」とは、フランス語で「無い」という意味なんです。
サンセリフ体にも、ネオ・グロテスクやヒューマニスト・サンセリフなど、本当にいろいろな種類があります!
いかがでしたか?
この他にも、多くの書体がありますが、まずは、この4つの書体を覚えておけばバッチリです!
あとは、フォントと書体の違いは、ぜひ覚えておきましょう!
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