こんにちは!デザイナーのヒロです。
アクセシビリティはすごく重要です!みんなが見れる、良いWebサイトを作るために、ぜひ知っておきましょう!
Webサイトをデザインする時、使う色も新しく決めないといけないですよね。
そこでストップ!
その色、アクセシビリティは大丈夫ですか?
そもそも、アクセシビリティって知ってますか?
今回は、Webデザイナーなら絶対に知っておきたい、色のアクセシビリティについてご説明しますね!
アクセシビリティとは
Webサイトってたくさんの人が見ますよね。
その中には、高齢者の方や、色覚に障害がある方なども訪れるでしょう。
そういった方にとって、あなたのWebサイトは見やすく・使いやすく設計されているでしょうか?
アクセシビリティとは、「アクセスのしやすさ」のことです。
その意味が転じて、「製品やサービスの利用しやすさ」という意味でも使われるようになりました。
なので、Webサイトの利用しやすさのことを「Webアクセシビリティ」と呼びます。
最近では、いろいろな方が、
パソコンやスマートフォンなどの様々なデバイスを、
家や電車の中だったり、外だったりでWebサイトを見るようになりました。
どんな方でも、どんなデバイスでも、どんな状況でも、Webサイトを見ることができる。
今の時代だからこそ、Webアクセシビリティは、とても大切なことなのです。
Webアクセシビリティは、規定されている!
Webアクセシビティがとっても重要だということは、わかっていただけましたか?
ですが、
「このWebサイトは、Webアクセシビリティを十分満たしている!」
「このWebサイトは、誰がどのデバイスで、どういう状況でも見れる!」
…と自信を持って言うためには、どうしたら良いのでしょうか?
実は、このWebアクセシビリティには、基準があるんです!
その基準が、この3つの規格です。
- WCAG 2.0(W3Cの勧告)
- ISO/IEC 40500:2012(国際規格のISO)
- JIS X 8341-3:2016(国内規格のJIS)
「なんで3つもあるんだ。覚えられない…」と思った方、ご安心ください。
覚えるのは、最後の「JIS X 8341-3:2016」だけで大丈夫です!
なぜなら、
W3C(世界のWeb技術の標準化団体)が定めた基準の WCAG 2.0。
その WCAG 2.0 が、そのまま、国際規格 ISO/IEC 40500:2012 になり、
その ISO/IEC 40500:2012 との一致させた国内規格が、JIS X 8341-3:2016 です。
つまり、3つとも同じ規格なのです!
それであれば、最後に制定され、日本語で読みやすい JIS X 8341-3:2016 の規格を覚えるだけで十分ですよね。
この、 JIS X 8341-3:2016 で設定されているWebアクセシビリティに関して、
また今度、別の記事で詳しくご説明しますね。
色の組み合わせとコントラストに注意!
配色について注意するポイントは、
「色の組み合わせ」と「コントラスト(明暗差)」の2つです!
色の組み合わせについては、
色の三属性を説明した記事で、明度や輝度についてご説明しました。
色が知覚できないと、このようにモノクロに見えるとされています。
モノクロにしてみると、赤色や緑色の違いがわかりづらいですよね。
つまり、まったく違う色でも、
コントラストが低い(= 明暗の差がない)ので、
色が知覚できないと同じ色に見えてしまうんです!
Webアクセシビリティを考慮した色の確認は、
PhotoshopやIllustratorなどの制作ツールや、
Webブラウザの拡張機能(Chromeだと「NoCofee」という拡張機能が有名)、
またはスマートフォンのアプリなどで確認することができます。
配色を決める前に、ぜひチェックしてくださいね!
いかがでしたか?
色が自分と同じように見えない人や、デバイス、状況がある。
それを常に意識してデザインすることが、デザイナーのとってとても重要です!
なので、ぜひ覚えておいてくださいね!
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