文字の大きさの単位っていくつある?デザインする時に必要な単位を紹介!ピクセル・ポイント・ミリメートル・級・号

WEBデザイン

こんにちは、デザイナーのヒロです!

ヒロ
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文字の大きさの単位って、すごくいっぱいあるんです!

文字の大きさの単位って知ってますか?知ってるという人もストップ!

Webデザインなのに、ポイントとか使っていませんか?

今回は、デザインで使う文字の大きさの単位をご紹介!

すぐに読めるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

デザインで使う単位

ピクセル(pixel, px)

ピクセルとは、ディスプレイを構成する1番小さい要素です!

ディスプレイは、このピクセルがぎっしり詰まってて、

ピクセルひとつひとつが、いろんな色になることで、画像や映像を作り出します。

詳しくは、こちらの記事で解像度と合わせて紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

なので、1ピクセルは、ディスプレイの中の1つのピクセルの大きさのことを指します!

わかりやすいですね!

ディスプレイによって、ピクセルの密度は変わります。

高解像度なディスプレイほど、多くの小さいピクセルが詰まっているんです。

なので、1ピクセルの大きさもディスプレイによって変わります!

高解像度のディスプレイでは、すごく小さくなるので、注意しましょう。

ポイント(points, pt)

古くから使われている、もっとも一般的な単位が「ポイント」です!

ポイントは、主に出版物に使われる大きさの単位です。

ある程度文字の大きさの単位を決めた方が、

紙面の中で文字が占める量が計算しやすい…というメリットから生まれました。

このポイントですが、歴史が長いため、

フルニエ・ポイント、ディドー・ポイント、アメリカンポイント、など、

時代によって様々な定義がされているんです。

今回は、現在最も一般的な「DTPポイント/PostScriptポイント」の定義でご説明しますね。

(ポイントの歴史も面白いので、気になる方はぜひ調べてみてください!)

このポイントの大きさは、

実は、ミリメートル(mm)ではなく、インチ(inch)が基準になっており、

1ポイント = 1インチを 1/72 したサイズ

と定義されています!

1インチが、25.4ミリメートルなので

25.4ミリメートル ➗72 = 約0.353ミリメートル の大きさになります。

ミリメートルだと数字が細かくなって、わかりづらいですね。

ミリメートル(mm)

ミリメートルは普段でもよく使う単位なので、わかりやすいですね!

ただ、ミリメートルで文字を決めるのは、あまりおすすめしません。

なぜなら、数字がすごく細かくなるからです!

また、Webデザインではピクセルが基準の単位になります。

なので、

Webデザインならピクセル、

印刷物のデザインならポイントを使うようにしましょう!

その上で、微調整がしたい…という時に

ミリメートルに変えて調整することをおすすめします。

覚えておくと良い昔の単位

上の3つが、デザインする上で使う単位でした!

ただ、実はこれ以外にも単位があって、たまに聞く機会もあるかと思います。

なので、こちらも頭の片隅に覚えておくと良いでしょう!

級(Q)

今はあまりありませんが、昔は印刷は写植機というもので行なっていました。

写植機とは、

印画紙に文字を出力して、

それを切り貼りして、レイアウトを行い、

フィルムやアルミ板、製版作業で焼き付け、印刷する機械です。

この時に日本で定められた大きさの単位が、級です!

1Q = 0.25mm と定められています。

級は、後ろにQをつけるルールになっており、

また、級の大きさのことを、級数(Q数)と呼びます。

なので例えば、「この文字のQ数は4Q」という言い方をします。

このQ数ですが、印刷業界ではまだまだ使われいるようです。

なので、「Q数は?」と呼ばれたら、ちょっと注意しましょう。

6ポイントの文字なのに、間違えて6Qと伝えたら、

結構大きい文字になったりしてしまいます。

ちなみに、文字と文字との間の距離や、

行と行との間の距離のことは、歯(は)と呼ぶらしいです。

号(号数)

さらに昔では、活版印刷と呼ぶ方法で印刷を行なっていました。

活版印刷とは、金属でできた文字(金属活字)を使って、インクを紙に押し付けて印刷することです。

タイプライターを想像するとわかりやすいでしょう!

ただ、タイプライターとは違い、

さまざまな大きなの金属活字があり、それを組み合わせて印刷を行なっていました。

その金属活字の大きさを「号」と呼びます!

初号から始まり、1号、2号… と続き、8号まで、9種類の大きさがあったらしいです。

号は、もうほとんど使う機会がないので、

こんなのあったんだ!という程度で覚えておいてもらえれば大丈夫です!

これからデザインをしていく中で、和文のフォントをいろいろ見ていくと、

「〇〇3号」とか「〇〇初号」とか見かける機会があるかもしれません。

それは、そのフォントが金属活字の3号・5号がもとになったということです。

その時に、ぜひ号について思い出してみてください。

いかがでしたか?

文字の大きさの単位って、いろいろ種類があってびっくりしたかと思います。

でも大丈夫!

Webデザインはピクセル、

印刷するデザインはポイント、

たまにミリメートル… と覚えておけば十分です。

たまにわからなくなったらこの記事を見てください。

次は、コーディングの時の大きさの単位をご紹介しますね!

じつは、Webデザインの時はピクセルを使っても、

コーディングの時は、もっといろんな種類の単位が出てくるんです。

こちらもわかりやすく説明しますので、ぜひチェックしてくださいね!

この記事を書いた人
ヒロ

新卒でWeb制作会社にWebデザイナーとして入社→アートディレクターにキャリアップ → 7年後、事業会社でプロダクトデザイナーとして勤務。キャリア10年以上のベテランデザイナー。マンガを愛している。

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